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今後認知度が高まっていく事が予想されるリバースモーゲージ

60歳以上のシニア向け住宅ローンである、独立行政法人住宅金融支援機構(以下「機構」という)の「リ・バース60(リバースモーゲージ型住宅ローン)」が、住宅資産活用の一選択肢として注目を集めているようです。

一般的なリバースモーゲージとは、自宅を担保に、金融機関から融資を受け、亡くなった後にその自宅を売却するなどして、利用した融資を一括返済するしくみです。リバースモーゲージは1980年代以降に自治体や金融機関で導入されましたが、当初は、その広がりは限定的なものでした。しかし近年においては、高齢者の老後資金確保の一手段として(かつ、住宅資産活用の一手段として)徐々に認知されつつあり、取り扱いのある金融機関も増えてきています。この制度では、契約者が存命中は元金返済が不要で(毎月の返済は利息のみ)、契約者の死亡時に担保であるマイホームを売却するなどして、返済することになります。 すなわち、存命中はマイホームを手放すことなく(マイホームに住み続けながら)、資金を手にすることができるのが大きな特徴となっています。 最近、リ・バース60が注目され始めた大きな理由として、2017年に「ノンリコース型」が導入されたことによるものが大きいと言われています(それまでは「リコース型」のみ)。

ノンリコース型とは、住宅ローン利用者が死亡した際、担保物件の売却によって住宅ローンの全額を回収できなくても、相続人に対して残債務が請求されないタイプです。  それまでの一般的なリバースモーゲージであるリコース型(住宅ローン利用者が死亡した際、担保物件を売却しても住宅ローンの全額を回収できない場合、相続人に対して残債務が請求されるタイプ)に比べて、これは相続人にとって大きな安心となります。但し、現在は残債務の請求されないノンリコース型が主流となっています。

一方、リバースモーゲージのデメリットにも注意が必要です。まずは、住宅が資産として残らないこと、もっとも、その住宅が空き家となる可能性がある場合には、空き家問題の解消としてメリットとなります。そして、一般の住宅ローンに比べて金利が高めに設定されていること、さらには、その多くが変動金利なので、将来の金利上昇リスクを抱えることの3点と生存中は利息を払い続けることとなるので、長生きした場合には利払い総額が大きくなります。さらに、融資限度額は不動産評価額の50~60%程度と低めなので、十分な融資額を見込めない場合もあります。ケースによっては、リバースモーゲージを利用せずに自宅を「売却」して得た資金を活用する方が、手元に資金が多く入る可能性も考えられます。 今後認知度が高まっていく事が予想されるリバースモーゲージですが、メリットとデメリットを十分に把握した上での活用が肝要と思われます。

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